医療法人松原会大里医院
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下肢静脈瘤に対する血管内治療実施基準施設認定を受けました。

【下肢静脈瘤血管内塞栓術:新たな治療法のご紹介】

2019年12月に「下肢静脈瘤血管内塞栓術」が保険適用となり、当院でも2023年6月9日に徳島県内のクリニックでは初となる下肢静脈瘤に対する血管内治療実施基準施設に認定されました。2023年7月から心臓血管外科外来での下肢静脈瘤診療を開始いたします。下肢静脈瘤は足の血管が膨れてこぶのようになる病気であり、新たな治療法である血管内塞栓術により、より安全で負担の少ない治療を提供することができます。

【従来の治療法との比較】 従来の下肢静脈瘤治療法であるストリッピング術や高位結紮術では、静脈を引き抜いたり切除したりする手術が必要でした。また、保険収載された下肢静脈瘤血管内焼灼術では熱を使用しましたが、やけどや神経損傷などの合併症が報告されていました。そこで、新たに導入した血管内塞栓術は、静脈内に接着剤を注入して血管を塞ぐ方法です。熱を使用しないため浸潤麻酔も必要ありません。

【血管内塞栓術の特徴】 血管内塞栓術では、医療用接着剤(CA系接着剤)をカテーテルを使って静脈内に注入します。この接着剤は創傷癒合や止血、血管内治療に広く応用されています。安全性が高く、アレルギー既往がまれであれば使用可能です。術式は非侵襲的であり、局所麻酔のみで行われます。

【当院での下肢静脈瘤治療の特徴】下肢静脈瘤血管内治療指導医が常勤しておりさらに約1000例以上の下肢静脈瘤患者様の診療経験と、500例以上の手術治療の経験があります。個々の患者様に応じた最適な治療方法を提供することができます。下肢静脈瘤に伴う疼痛、浮腫、倦怠感、こむら返りなどに悩む患者様に対し、血管内塞栓術を提供しています。治療は負担が少なく、安全性が高いため、患者様の日常生活への早期の復帰が期待できます。

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認定書VenaSeal Closure System